レコード

2010年8月24日(火)

中学受験の合格祝いでしたから、もう44年も前のことです。母方の祖父からレコードをプレゼントしてもらいました。それまでクラシックに興味があったわけでもなく、家には古いステレオが1台あっただけなのに、祖父が何故2枚組みのLPを合格祝いにくれたのでしょう。理由はともかく、このレコードが僕のその後の音楽観を育てたのは間違いのないことでした。ベートーヴェンの「運命」「田園」チャイコフスキーの「悲愴」ドヴォルザークの「新世界より」。この有名な4曲が入ったレコードを、古いステレオで聞いたときの、背中に電気が走るような感動は今でも忘れられません。この4曲を一体何度聞いたことでしょう。おそらく少なくとも何百回という数字になると思います。昨夜、久しぶりに「新世界より」に針を落としてみました。パチパチという雑音は入るものの、ちゃんと聞けるではありませんか!これからなにかが起こりそうな予感。新しい世界へ飛び込んでいく不安。広い世界への怖れ。初めて触れることへの憧れ。そういったことがごっちゃになって、12歳の少年の背中に電気が走ったのでしょうね。中年になって、あれほどの感動を味わったことがあったでしょうか?そしてあれほどの感動を、伝えたことがあったでしょうか?久しぶりに、芸術への目覚めの原点だった音楽を聞いて、心が洗われる思いでした。いいものはいつまで経っても輝いていますね。

カウンセラー田中の徒然Blog

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