2010年8月21日(土)
名古屋市博物館で開催している「ポンペイ展」を見てきました。8月29日で終わってしまうので、なんとかそれまでにと思って昨日行ったのですが、この夏は体も心もバテ気味でようやく鑑賞する気分になれたってところです。2000年前に一瞬にして1万人規模の大都市が火山の噴火で埋まってしまい、そのまま当時の遺品が火山灰によって保護されていたわけです。ポンペイという都市は、ローマ時代のお金持ちの保養地みたいな場所で、調度品はもちろん湯沸かし器がついた大理石のお風呂まであったのにはびっくりしました。少数の金持ちの贅沢な生活を支えるためには、大勢の奴隷の汗が必要だったにせよ、当時の富裕層というのが桁違いに財産を持っていたのには驚かされます。食事を寝そべりながら食べて、満腹になるとわざわざ吐いてまでしてまた食べたという話しは有名ですが、当時は人生40数年の時代だからでしょうか、短い人生に思いっきり贅沢をしてみようと思ったのかもしれませんね。でも考えてみれば、2000年の重さに比べれば人生が40年でも80年でもあまり大差はないような気もします。明日のことを考えずに今ここでの享楽に全てを賭けた大金持ちたちが、一瞬にして火山噴火の下に埋もれてしまったのも皮肉な話しです。でも人ごとではないですよね。後悔しないように、今日も享楽に身を投じることにしましょうか。